乳がんのサイトです




ここでは、乳がんのしこりの症状や特徴をはじめ、
痛みのあるしこりや、乳癌の検査(検診)の方法や費用、
手術やその予後などについて
分かりやすく詳しく解説しています。

不安な時には溜め込まずに、
すぐに病院へ行くことをおすすめします。



胸のしこりの原因

胸のしこりの原因はいくつかあります。
「繊維腺腫」「乳腺症」「第二次性徴」「乳がん」など。

繊維腺腫、乳腺症は良性の腫瘍であり、
経過観察するだけで特に治療の必要性のない症状です。
また、第二次性徴は
思春期に誰しもが通る道であり病気ではありません。

問題なのは「乳がん」。
初期症状の段階で発見できればほぼ完治しますが、
発見が遅ければ他の臓器に転移し死に至ることもあります。


⇒胸のしこりの原因

乳がんのしこりの症状と特徴

・硬い
・表面が凸凹(ギザギザ)している
・形が整ってない
・しこり周辺の組織と境目が曖昧である
・しこりが動かない
・しこりはいくつも出来ない
・圧痛はあまり見られない
・陥没している
・潰瘍、発赤、浮腫が見られることがある
・乳頭にびらんが見られる
・乳頭が陥没している
・乳頭から茶褐色の分泌がある
・乳房にひきつれがある
・脇の下にグリグリしたものがある
・乳房が夏みかんの皮のようになっている
・乳首に湿疹・ただれができている(パジェット病)


⇒乳がんのしこりの症状と特徴

痛みがあるしこりについて

痛みがあるしこりのほとんどは乳がんではありません。
痛みがあるしこりが乳がんである可能性は、
全体の一割にも満たないのです。

乳房に痛みがある場合、
乳腺に痛みが出ていると考えていいでしょう。

乳房にしこりがあって、
そこに痛みが出ている代表的な疾患として
「乳腺症」が挙げられます。


⇒痛みがあるしこりについて

繊維腺腫と乳腺症

女性ホルモンに大きく影響される疾患で、「乳腺炎」や「乳腺異形成」を総称した症状です。(病気ではありません)30代から50代の女性に発症しますが、閉経した後には見られません。

<原因>
女性ホルモンである、エストロゲンの過剰が乳腺症を引き起こすと言われています。

<どんな人がかかりやすいの?>

女性の6割以上もの方が乳腺症を経験します。
・出産経験がない
・授乳の経験がない
・ストレスが多い
・脂肪分の多い食事が多い
・排卵がない

これらに該当する方が比較的乳腺症になりやすいとされています。

<症状>
・乳房に鈍痛が出る
・乳頭分泌がある
・胸がはる

<検査方法>
生検、マンモグラフィ、超音波検査

乳がんの病変がないことを確認する為に行う検査です。

<治療>

痛みがひどいようであれば薬の投与が行われます。


繊維腺腫も乳腺症も特に心配することのない症状です。
しかし20歳を過ぎれば乳がんは起こりやすくなりますから、定期的な検診は必須です。


⇒乳腺症について詳しく見てみる。
※上記のサイトは別サイトとなっています。


⇒繊維腺腫と乳腺症

割合と患者数

世界的に乳がんの患者数は増え続けています。
日本も例外ではありません。
現在、年間四万人が乳がんを発症していると言われています。

乳がんを発症する年代で一番多いのが40代〜50代。
子育てをしている働き盛りの世代に集中しています。

女性の癌の中で一番発症率が多い乳がんは、
日本においては後天的な原因が圧倒的です。
一番の理由は「食生活」にあると言っていいでしょう。


⇒割合と患者数

検査方法

◆検査はいつがいい?
乳がんの検査は生理が終わってからにしましょう。
生理が始まる前や生理中は乳腺の組織に腫れが出ているので検査がしづらいと言われています。


◆マンモグラフィとは?
マンモグラフィでは、触診では発見できない石灰化した乳がんや
1p以下の小さなしこりまで見つけることができます。

マンモグラフィは乳房専用のX線撮影です。


◆超音波検査(エコー)とは?
妊娠検査時など様々なシーンで使われる超音波。
石灰化したしこりや小さなしこりを発見することはできませんが、若い方に向いている検査法です。

視触診だけでは、専門医だとしても乳がんの診断を下すことはできませんから、
マンモグラフィや超音波検査、そして細胞診・組織診を併せて行い
乳がんであるかどうかの診断を行います。


◆検査はどこですればいいんだろう?
乳がん検査はどこですればいいんでしょう?
「婦人科」と答えてしまう方が案外多いのではないでしょうか?

実は、乳がんの検査は外科が専門です。
乳腺外科または乳腺科を受診して乳がんの検査を申し出てください。

できればマンモグラフィの認定医がいる病院を選ぶようにしてください。


⇒検査方法

手術について

一昔前は、乳がんの手術法と言えば乳房を切除してしまう手術(ハルステッド法)が主流でした。

しかし、最近では、乳房温存手術などの
乳房を最小限に切除する手術に大きく流れが変わってきています。

これには以下の事柄が影響しています。
・切除部分が大きくても小さくても生存率にあまり関係がない
・抗ホルモン剤治療や抗ガン剤治療が進化を遂げ続けている


また、乳房を切除しても「乳房再建術」という技術により形成手術を行う方が増えてきています。


◆乳房切除術(全摘手術)になる場合
・乳房内に腫瘍が広範囲に広がってしまっている
・温存術対象であるが、放射線治療を受けることができない
・腫瘍が大きい
・乳房の中に腫瘍がいくつもできている
・同時に乳房再建術を受けることを希望している

◆乳房温存手術(部分切除術)になる場合
・患者が温存を望んでいる
・病巣が多発していない
・放射線の照射が可能である
・乳管内に広範な所見がない
・しこりが3p以下である

どの手術法を選択してもメリット・デメリットがあります。
状況に応じてベストな選択をしていくことが大切です。


⇒手術について

予後

乳がんの病期(ステージ)は、「0期」「I期 」「II期」「III期」「IV期 」に分類されます。

◆0期
・乳がんが乳腺の中に止まっている
・パジェット病

※5年生存率
およそ100%


◆I期
・しこりの大きさが2センチ以下
・リンパ節に転移なし

※5年生存率
およそ96.5%

※10年生存率
およそ90%


◆II期
〇IIA期
・しこりが2センチ以下
・脇の下にリンパ節転移がある

〇IIB期
・しこりが5センチ以上でリンパ節転移が見られない
・しこりが2センチ〜5センチでわきの下のリンパ節に転移している

※5年生存率
およそ86.1%

※10年生存率
およそ75%


◆III期
〇IIIA期
・しこりが5センチ以下で脇の下のリンパ節が固定していて硬い
・しこりが5センチ以下で胸骨沿いのリンパ節に転移している、もしくは転移していない
・しこりが5センチ以上で脇の下にリンパ節転移しているまたは、
 わきのリンパ節が硬くなっているまたは、胸骨沿いのリンパ節に転移が見られる

〇IIIB期
炎症性乳癌

〇IIIC期
・鎖骨の上もしくは鎖骨の下のリンパ節に転移している
・胸骨沿いリンパ節と脇の下に転移がある

※5年生存率
およそ56.5%

※10年生存率
およそ50%


◆IV期
・遠隔転移がある

※10年生存率
およそ20%

上記から見ても分かるように、
早期発見して治療をすると完治できる見込みが非常に高いことが分かります。

定期検診を怠らないようにしましょう。


⇒予後

検診の費用

自己負担で診察を受けた場合、マンモグラフィ・超音波検査を含めて20,000円程度に収まります。

自由診療ですからクリニックによって治療費は異なります。
事前に受診する病院に問い合わせてみるといいでしょう。

※自覚症状があって病院に行った場合は保険診療になりますからかかる費用は3割負担になります。


⇒検診の費用

しこりの場所などで乳がんかわかる?

乳がんは自己チェックで発見できる数少ない癌です。
乳がんの症状の中で最も多い症状はやはりしこりですが、
その大きさやできる場所でがんとは断定しきれません。

しかし目安にはなりますので以下にご紹介しましょう。


⇒しこりの場所などで乳がんかわかる?



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